オトノヒトリゴト・その3〜feel my soul/YUI

私が聴いた曲の中から、毎回一曲をネタにして、
あれこれと、勝手に書いていこう!
という企画、オトノヒトリゴト(音の独り言)。
完全なる、「私的な」音楽のお話です。
今回が、第3回目。
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その日私は、パソコンに向かいつつ、
ボンヤリと、
横目で、あるテレビ番組を見ていました。
いろんなミュージシャンが、1曲ずつ、
自分の持ち歌をやるライヴって、よくありますよね?
それを中継する番組でした。
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ある、有名なロックバンドの演奏が終わると、
彼女の番になりました。
まだ、1枚のアルバムも出していない、
メジャーデビュー間もない、一人の若い女性。
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YUIのことは、知ってはいましたし、
好感を持ってもいました。
竹内結子主演のドラマ「不機嫌なジーン」の主題歌だった、
彼女の曲を聴いて、いいな、と、
思っていたからです。
これからステージで、その曲を披露するとのことだったので、
メールを打っていた手を休め、
テレビに向き直りました。
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その曲、”feel my soul”は、CDでは、
厚めの音に乗った、アップテンポの曲で、
ギター2本、ベース、ドラム他による演奏が着いています。
が、ステージに登場したのは、彼女一人。
アコースティックギターだけを手にしていました。
そして、この曲を、少しスローテンポにして、
ギターを自ら奏で、歌い始めます。
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繊細で、ナイーヴな目線を、宙に泳がせて、
でも、しっかりと、しっかりと、
自らが書き上げた曲を歌う姿。
有名バンドの、大音響の後のステージの前には、
おそらくは、彼女のことなど知らない聴衆が多いのに、
会場が、彼女の色に、徐々に染まっていきました。
その、鮮やかさ。危うさ。
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彼女のアルバムが発売されたら、
すぐに買って聴きたいと、その時、思いました。
それは、久々に感じる、好きな音との出会い。
彼女の声、雰囲気、メロディが、心に残って、
また、聴いてみたいという気持ちが湧いてくるような。
・・・好き、と言うのは、いつだって、
理屈を超えているので、文章にするのは難しいですね。
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その、1stアルバムが、
”FROM ME TO YOU”です。
ビートルズのナンバーと同じタイトルなのは、
偶然かな?
ギターを持ってて、あの髪型で、
笑顔より、思いつめた表情が似合ってて。
見た目、ちょっと、Avril Lavigneっぽい?
って、イメージがありますが、
ミュージシャンにとって、「○○に似てる」って、
一番言われたくないフレーズでしょうからね。
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ちょっと、話がそれますが、
ある日本のミュージシャンを、海外ミュージシャンと重ね、
「和製○○」みたいな言い方って、聞いててイヤですね。
ある日本の滝を、「東洋のナイアガラ」と呼んだりするのも、
私は、好きじゃありません。
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YUIは、今私が、一番注目しているアーティスト。
今後が、ほんとうに楽しみです。
このアルバムも、お勧めですよ。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs