空気の街。

rick2062006-10-18

連載「本当に、青い空」(本編)〜第17回
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「空気の街」
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この夏に旅した、カナダの旅行記
今回が、連載17回目になります。
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いろんな街を旅してきました。
それぞれに、独特の雰囲気があって、
その、言葉にはできないもの、
あえて言うなら、空気感、みたいなものを、
感じるために、
私は、旅行を続けているのかもしれないと、
以前、書いたことがあります。
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大都会バンクーバーから、丸一日かけて、
やっと到着した街、ジャスパーは、
他のどの街とも異なった、
ちょっと不思議な雰囲気を持つ街でした。
空気そのものを感じる街、とでも言うべきか・・・
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山の街、というのは、
当然ながら周囲を山に囲まれているため、
空が狭く、山の稜線が街を包んでいる、
という感じを持つことが多いでしょう。
妻の実家の長野市も、
これから紹介する、バンフの街も、
そんな感じ。
山の懐に抱かれているような、
何か安心感のあるような。
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ジャスパーも、当然山に囲まれているのですが、
その稜線は遠く、空が広いんです。
広々と開けた大地でありながら、
間違いなく、四方を山に囲まれている街で。
街自体は、非常に小さくて、しかも、
国立公園内のルールとして、高い建物が建てられないため、
余計に広々とした感じがあって、空を感じるんですね。
その開放感が、きれいな空気を、より清浄なものとして、
感じさせてくれるようで。
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また、ぜひ訪れてみたい街の、ひとつです。
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今回の写真。
一番上が、ジャスパーの駅舎。
真ん中が、止まっていた貨物列車です。
どこまでも続いていて、最後尾が確認できません。
一番下は、街の中心部にある、インフォメーションセンター。
背景に映る山並み、わかりますでしょうか?
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs