あの、オレンジ色の花の前で。

rick2062005-07-07

渋谷駅なら、ハチ公よりも、モヤイ像の前。
新宿駅なら、アルタ前より、みずほ銀行前。
有楽町なら、マリオンより、シャンテ前の噴水。
えぇ、待ち合わせ場所の話です。
お決まりの場所で待ち合わせるのは、なんとなく、
混んでてイヤですよね?
かと言って、誰にも理解されないような場所も、
指定できないので、考え物です。
だから私は、ちょっと捻った場所で、
待ち合わせをすることが多いです。
とはいえ、
最近は、携帯があるので、
あまり真剣に、待ち合わせ場所、考えなくなりましたね。
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私の住んでいる、二子玉川だと、
定番待ち合わせ場所は、どこだろう?と、
考えてみました。
意外と、ないんですよね。
駅前が狭いのが、二子玉川の欠点の一つで。
とはいえ、みなさん、ほとんどが、
駅の改札前で、待ち合わせをしているのでしょう。
でもここ、とても混んでいて。
マナーを守らない学生さんが、たくさんいますし。
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玉川高島屋の中なら、
たくさんベンチが置いてある場所があるので、
いいかも知れません。
私がよく、妻と待ち合わせるのは、
地下の、PECKというパン屋さんの近くのベンチです。
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ウチの近くにあるスーパーの前に、
大きな、ノウゼンカズラの棚があります。
タワーのようになっている、大きな株なんですが、
ここ、駅前からは、遠く離れているのですが、
結構、人が待ってます。
主に、スーパーで買い物をする奥様待ちの、
ダンナ様達ですが。(笑)
ワンちゃんが、つながれていることも、よくあります。
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ノウゼンカズラは、花期が長いですし、
目立つところにあるので、
この、オレンジとピンクの、中間のような色の花を、
待ち合わせ場所にする人、多いと思います。
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見上げるほどの大きなノウゼンカズラが、
春に芽吹き、夏になって花が咲き、
秋になって落葉し、ひたすら息を潜める冬を迎える、
そんな様を、私は、ずっと、
見つめ続けています。
朝夕、通過する道の上ですから。
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いろんな植物の営みが、
ウチと、駅までのわずかな距離の中に、
渦巻いています。
それを、見ているだけで、
いろんなことを、考えさせられます。
宇宙のこと、命のこと、自分のこと。
そして、四季が巡っていくのですね。
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今日は七夕なのに、東京の空は、
曇り空で、星は、ところどころにしか、
見えていません。
でも、あの、オレンジ色の花の前で、
その花を見上げていると、
星は、雲の陰ではあるけれど、
そこに、ちゃんとあるんだと、
改めて、気づかされた気がしました。
人の目には見えていなくても、
宇宙のカラクリは、動き続けているんですね。
織姫と彦星は、毎年、
必ず、逢えているんですよね。
待ち合わせ場所を捻らなくても、
携帯電話を使わなくても。
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今年も、ノウゼンカズラが咲きました。
なんだか、とても、うれしく感じました。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs