空気の存在。

rick2062005-12-13

冬と言う季節は、
何かと嫌われることが多いですよね。
好きだという方も、
おそらくは、スノーボードが好きだから、
とか、
副次的な要素があってのこと、
と言う傾向が、比較的、
強いのではないでしょうか?
あくまでも、比較論、ですが。
かく言う私も、冬は苦手です。
寒いの、嫌いなので。(笑)
でも、夏よりは、いいかも知れません。
服を楽しめますので。
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でも、私は、
決して冬が嫌い、というワケではありません。
冬は、すべてが一旦終了して、
新しい生命の芽吹きの季節である、
春を迎えるための、
リセットの季節だと、思うからです。
冬に、年末年始を迎えるというのも、
その象徴的な一面である気がします。
春から秋にかけて、
いろんな草が茂っていた空き地も、
冬になって、霜が降り、
全ての植物が、枯れていくとき、
そのリセットされた様子を見て、
いろいろ考えさせられることが、
私には、あります。
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夫婦の関係について、よく、
「妻は、空気のような存在で」
などと言いますよね。
決して、好きな言葉ではありませんが、
普段、その存在を、つい忘れがちになるほど、
それは、当たり前に存在し続けていて、
なくなって初めて、いかに大切な存在であったのか、
気付く、という意味においては、
空気は、例えとしては、
的を得ていますよね。
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冬は、当たり前だったものがなくなり、
その存在を意識しなおす季節でもあると、
私は思います。
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今回の写真、ご覧ください。
野に咲く花が好きな私にとっては、
この花は、どこにでも咲いている、
ことさら珍しいとは感じない、花の一つです。
名前は、春の野芥子、だったと思います。
自信は、ありませんが。(笑)
どんなに苛酷な環境下にも、ちゃんと花をつけ、
春から秋にかけて、ずっと咲き続ける植物です。
私は、この花が、とても好きです。
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でも、今まで一度も、
このブログに、写真を載せることはありませんでした。
私にとって、あまりにも、当たり前な存在なので、
記事にしようと、発想しなかったのです。
でも、好きな花ですから、
写真はたくさんありまして。
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そろそろ、この花も、
草むらや、道端から姿を消していきます。
その時、はじめて、
その存在を、強く意識するのですね。
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失って、初めて気付くもの。
たくさんありますね。
冬は、やっぱり、必要な季節なのだと、
私は、考えたりします。
春の来ない、冬はないのですし。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs