天草の日没。

rick2062006-01-03

熊本城と天草の旅〜第7回
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「天草の日没」
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連載しております、
11月上旬の、熊本旅行記
今回で、7回目。
前回、天草に到着しました。
そろそろ、日が没みます。
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旅行のときのホテル選び。
その旅先によって、選び分けています。
ビーチや高原などのリゾートなら、
どんなに高くても、景色のいい部屋を取りたいと思いますし、
街歩きをするなら、清潔でさえあれば、
安いホテルでも構わないので、ロケーション優先にします。
で、今回の天草です。
私は、やっぱり海が見える部屋がいいと思い、
探してみました。
幸い、温泉が多い土地だったので、
もちろん、それも押さえて。
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そこで、選んだホテルは、
天草上島にある、松島温泉の、
「ホテル竜宮」です。
このホテルには、「さらさ館」という、
部屋に大きな家族風呂がついた部屋があって、
今回は、その部屋に泊りました。
部屋風呂も温泉で、大人3人くらいが入れるヒノキ風呂。
しかも海に面した大きなガラス窓があり、
ほとんど、露天風呂感覚です。
気になる方には、ブラインドもついてますよ。
部屋も、海に面していて、
小さな島が点在する、美しい凪の海を、
大きな窓ガラス越しに見ることができます。
壁一面が、ガラス張りなんです!
すごい開放感です。
値段も安いし、料理も合格点ですから、
ぜひ、おすすめしたい宿です。
ただし、この「さらさ館」限定で。
他の館の、大きな部屋風呂がない部屋では、
当然、共用のお風呂を使うことになりますが、
温泉地なのに、小さいんですよね。お風呂が。
しかも、お湯が、ぬるかったし。
温泉に行って、お風呂にゆっくり入れないのは、
絶対にイヤですもんね。
さらさ館も、お湯の出が悪くなる時間があるので、
注意しないといけないのですが。
ホテルのリンク、貼っておきますね。
http://www.ryugu.net/
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今回の写真は、そのホテルの部屋から撮った、
日没の海、です。
私の故郷、九十九里の海は、
千葉県の東部に広がっています。
日が昇る海です。
ので、海に沈む太陽を見るのは、
見慣れていない分、いつも、
新鮮な感じがします。
部屋の窓側に椅子を置いて、
ずっと、
日没までの、空と海の色の移り変わりを、
見ていました。
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天草の海は、神秘。
おだやかな表情を見せる海が、
荒れ狂う歴史や自然の荒波を、
全て飲み込んで、なおも、おだやかであるような。
多くの人間が、この海を見つめ続けて、
どんな思いを抱いたことでしょう?
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この地で、
過去に惨たらしい弾圧や戦争があったこと。
この地に、
対岸の荒れ狂う火山の慟哭が、灰の雨を降らせたこと。
音もなく沈む太陽を眺めていると、
信じられないような気もするし、
逆に、
それが、自然の懐の深さを示している気も、
してきます。
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(終)
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