オトノヒトリゴト・その6〜東京/ケツメイシ

私が聴いた曲の中から、毎回一曲をネタにして、
あれこれと、勝手に書いていこう!
という企画、オトノヒトリゴト(音の独り言)。
完全なる、「私的な」音楽のお話です。
今回が、第6回目。
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4月になって、
私が利用している東急田園都市線にも、
初々しい学生さんの姿を見かけます。
そういう季節、ですね。
今年は桜が早かったので、入学式に桜、
とは、いかなかったのかも知れませんが。
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そう、その桜にちなんで、
このジャケット写真を撮って、
あの有名な、さくら、という曲を、ネタにしようかな?
と、思ったのですが・・・
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今までに、数限りないCDを買ってきました。
中には、扱いに失敗し、キズをつけてしまったものも、
多少はありますが、
音に影響することは、ありませんでした。
が、初めて、今回、あったんです。
それが、写真の、「ケツノポリス4」で。
しかも、音がおかしくなる曲が、なんと、さくらで。
あ〜あぁ。(笑)
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だから、と言うわけではないのですが、
改めて、聞いていて、こっちの曲が、心に残ったので、
急遽、変更です。(笑)
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私が若かりし頃、
大人たちは、私たちの世代を、「新人類」と呼びました。
ま、今じゃ死語ですが。
大人たちの常識では測れない、自分たちとは違う人種だと、
言いたかったのでしょうね。
ある大学教授に、新人類と呼ばれることについて、
論文を書け、と、言われたことがあります。
書きましたよ。
「世代を、ひとくくりにするな。いろんな人がいる」
で、怒られました。(笑)
きっと、「団塊の世代」みたいな感じに、
いいネーミングをしたと、ご満悦だったのでしょうね。
「新人類」と言う言葉には、明らかに、
今までとは違う価値観を持っている、という意味があります。
価値観は、人それぞれなのですね。
人によりますし、傾向としても、
大多数が共通する価値観を有する、と言うのではなく、
単に、自分たち大人と、違うって言うだけで。
人の価値観や性向を、世代でくくるなんて、
私は、ちょっとおかしいと思いますけれど。
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音楽のジャンル分けでも、
それと似たところが、ありますね。
クラシックは別にして、
あるミュージシャンは、ハードロック。
このミュージシャンはヒップホップ系
あの人は、ジャズだね。みたいな。
その通りって場合も、もちろんあるのでしょうが、
無理にジャンルでくくる必要は、基本的にはないのでしょう。
CDショップのコーナーを分けるためには必要かもしれませんが。
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ケツメイシは、特にそれを感じます。
おそらく、CDショップでは、ヒップホップ系
ということになってるんでしょう。
でも、どうなんでしょうね?
ケツメイシって、いい意味で、
とても日本的な感じがします。
やわらかくて、心地よくて、楽しくて。
そして、ノスタルジックな音の響きがあって。
ヒップホップって、アメリカの、一部の若者の文化であって・・・
と、どこかの雑誌に載ってるような講釈をするつもりはないのですが、
そこからは、遠い気がするんですよね。
ケツメイシは、ケツメイシの音楽、と、言うことで、
いい気がします。
他のミュージシャンも、同様でしょうが。
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「東京」という曲が好きな方、多いと思います。
日本的な、郷愁を誘う、まろやかなメロディ。
そして、あの歌詞。
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(以下歌詞です)
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名前を呼ぶ 君の声が 今も耳に残る
東京の街に住んで 大人になってったって
今も 君を思い出す
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(コピーライト〜ケツメイシ
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彼らの声も、妙に高音でもなく、
ごく自然な音域で、やさしく響いてきて。
ジャンルレスな音だなぁと思います。
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聞きながら、思うんです。
東京に住んで、私が得たものと、
失ったもの。
どっちが、大きいのかなぁと。
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「東京」は、アルバム「ケツメイシ4」の、
12曲目に入ってます。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs