相対的な。

rick2062006-06-10

連載「星の島とライオンの街」(番外編)〜第7回
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「相対的な」
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インドネシア領ビンタン島と、シンガポールの旅。
今、連載中の、その旅行記の、
番外編である、お花の写真シリーズ。
今回が、7回目になります。
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今回の写真は、また、
野に咲く花。
この花に似た花、いろんなところで見かけます。
が、ビンタン島で見た、この花は、
花の大きさが3センチくらいと、やや大きく、
この島の他の植物と同様、
葉がキレイで生命力に溢れていました。
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もし、日本の野原で、
これだけ立派に咲いていれば、
かなり目立ちそうな、この花。
でも、この、熱帯雨林の中にあっては、
それほど目立っているとは言えない感じでした。
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目立つ、と言うのは、相対的なことですよね。
赤の中に、一点だけ白があれば目立ちますが、
白の中の白は、目立つことはありませんから。
熱帯雨林のエネルギーと、
そこに息づく植物たちの、派手な花々との比較で、
この花は、ここでは強い印象を残すことは、
なさそうです。
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でも、私は、
この花、カワイイな、と、思います。
名前は・・・わかりませんが。(笑)
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どんなに優れていると思うものも、
場所や時代が変われば、
ありふれたものになったり、
誰も注目しなかったものが、
ある指標によって、急に評価されたり。
相対的な、モノの価値、価値観。
この花を見ていて、
ちょっと、そんなことを、思いました。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs