色彩の坩堝。

rick2062006-08-08

今月に入って、
ようやくセミの声が聞こえてきました。
どんなに暑くても、
あの、うるさいセミの大合唱を耳にしないと、
夏と言う実感がないなぁと、
私は思ってます。
私の中に、真夏が来ました。
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セミが鳴いて、気温も上昇し、
しっかり蚊に刺された跡が、足や手に増えて、
うんざりしつつも、
これが夏なんだよなぁと、改めて感じる、
今日この頃です。
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今日は、早めに帰れることになって、
ふと、暮れ行く空を見上げてみると、
なんと形容していいのか・・・
そこには、果てしない、色彩の坩堝。
水色、うす紫、グレー、ピンク、オレンジ、ワイン。
それは、とても言葉で表すことのできない様々な色があって、
時間とともに、どんどんと変化し続けていて。
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今、西から台風が近づいています。
その影響が、あるのか、ないのか・・・
空の、千変万化の色彩のマジックが、
音もなく、繰り広げられていく様を見守るとき。
穏やかな心の中に、静かな興奮と、淡い不安が滲んで来ました。
とどまることのない、時、というもの。
好転の兆しのない、この星の環境。
年老いていく自分。
でも、こんなにも美しい空。
でも、ときどき、恐ろしくも思える空。
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この空を見上げた人は、
どんなことを思ったのでしょう?
見た人、ひとりひとりの心の中に、
それぞれ違う印象を押しながら、
徐々に、光を失って、星を纏う空。
そうやって、また、時は遷ります。
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空を見るのが、とても好きです。
あしたの空は、どんな空でしょう?
願わくは、やさしい、美しい空でありますように。
でも、
どんな空であったとしても、
決して、目を逸らせたりはしない、とも、
思います。
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あしたの空は、どんな空でしょう?
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(終)
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