2ストロークの街。

rick2062007-03-02

連載「2ストロークの街」〜第5回
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「2ストロークの街」
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2006年の年末台北旅行記
今回が、5回目です。
前回記事は、
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs/45886463.html
こちらです。
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私が台北の街を歩いて、
驚いたことの一つに、
自転車を全く見なかった、というのがあります。
少ない、んじゃなくて、ほとんど皆無なんですね。
私は結局、滞在中に、一台の自転車も、
見ることがありませんでした。
意外、ですよね??
じゃ、みんな歩いているのか、というと、
そうじゃないんです。
多くの人が、スクーターに乗ってまして。
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台北とスクーターは、切っても切れないもの、です。
とにかく、すごい台数で。
交差点では、たくさんのスクーターが駐車されているし、
交番にも、警察官のためのスクーターが、たくさんあります。
台湾では、2人乗りも認められているんですが、
たくさんのスクーターが、
二人乗り、場合によっては三人乗りになって、
道を縫うように走り回っています。
よく事故に遭わないなぁと、感心するほどです。
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大きな通りでは、
スクーターのエンジン音で満たされています。
その、2ストロークのエンジンが、
今の台湾を象徴しているんじゃないかな?
と、道の騒音に包まれながら、
ふと、思いました。
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ストロークのエンジンは、
とてもシンプルで、効率的なエンジンです。
故障も少なく、ハイパワー。
ただし、
排気ガスに、不完全燃焼のガスが含まれるため、
環境には、あまりよくありません。
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どんどん前に進んでいる際には、
なかなか気が付かないのですが、
知らず知らずのうちに、
何かが失われたり、損なわれたりすること。
ありますよね?
台湾が、その急速な発展の過程で、
何かを失くしたり、損なったりするかどうか、
もう既に、その傾向があるのかどうか、
私にはわかりません。
が、
重大な「落とし穴」が、ひょとしたら??
と、根拠のない不安に襲われました。
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台北の街は、とても魅力的な街です。
これからも、いい発展を遂げてもらいたいと、
願っています。
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写真。
下側が、交差点の風景。
たくさんのスクーターが止まっているの、
わかりますか?
実際に、その様子を目にし、音を聞くと、
壮観です!
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上側は、市民の足、
MRTと呼ばれる地下鉄の駅、です。
(地上走行区間もありますが)
日本のsuicaと同じような、
接触型のカードがあって、
そのカードを使うと、ただでさえ安い料金が、
5%割引になるという、優れモノ。
初乗りが、日本円で約70円!
安いでしょ?
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写真の駅は、中正紀念堂前駅ですが、
東京の地下鉄駅と違って、天井が高く、
閉所感が少ないですよね。
大阪の御堂筋線でも、こんな感じの駅、
あった気がするのですが、気のせいでしょうか?
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台北に行かれる際は、
このMRTに乗りまくって、
とにかく、あちこち歩き回りましょう!
でも、街を歩く際は、
くれぐれも、スクーターに気をつけて!
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs