本当に、青い空。

rick2062007-03-03

連載「本当に、青い空」(本編)〜最終回
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「本当に、青い空」
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昨年夏に旅した、カナダの旅行記
今回が、連載32回目。
いよいよ最終回になります。
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高村光太郎の詩集「智恵子抄」の中に、
「あどけない話」という、有名な詩があります。
今回の連載のタイトルを考えたとき、
この詩のことが、頭に浮かびました。
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「智恵子は東京に空が無いという」
から始まるその詩を、
私は、確か小学校の頃、読みました。
千恵子さんにとっての、「ほんとうの空」は、
あだたらやまの山の上の空だけ。
幼いながらも私は、この、
「ほんとうの空」の意味が、
なんとなく、わかる気がしました。
自分にとっての、ほんとうの空って??
そんなことを、考えたことを、覚えています。
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今回の写真。
バンフの街を、近くの山から眺めたもの、です。
やまふところ。針葉樹に囲まれた街の側に、
ボゥ川の流れが寄り添っています。
真ん中に見える、トンガリ屋根が、有名な、
バンフスプリングスホテルです。
氷河の足跡を感じさせる稜線の上には、
形のいい雲が、とてつもなく美しい空に、
浮かんでいます。
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いつの日か、また、
この地を訪れて、
この空に、会いに行きたいものです。
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長い連載になりました。
最後まで、お付き合いいただき、
ありがとうございました。
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(終)
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http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs