自分を笑う人
この日記には、どんなときでも、
基本的に、避けようと思っていた話題があります。
ひとつは、社会的事件、事故についての自分の雑感。
もうひとつは、政治的な記述です。
でも、たまには書いてみたくもなります。
今日は、思い切って、
そんな日にしてみたいと思います。
まずは、ライブドアの話。
今は、堀江社長が外資に踊らされ、
困ったことをしでかした、と言った風潮です。
私は、堀江社長のことを、好きでも嫌いでもありません。
が、気の毒です。
わけのわからない政治家、
失言癖のある元総理や、なんとかという環境相が、
はたまた経団連のトップの、某大企業の社長が、
「金で何でもできるという考え方は、おかしい」と、
口々に言ってます。
おそらく堀江さんは、そんなことは言っていないし、
思ってもいないでしょう。
正面からではなく、こんなふうに、
問題を摩り替えて、異分子と判断した人や文化などを、
人知れず、葬り去ると言うやり方は、もう、うんざりです。
政治家や、財界人は、一般人の大多数は馬鹿で、
マスコミ報道などで、
ある程度、世論を操作できると思っているフシがあります。
が、彼らが思っているほど、世の人々は馬鹿ではないんです。
多くの人が、気づき始めています。
正論で、正面から、ちゃんと問題に向き合って欲しいですね。
「堀江さん、何か間違っているんじゃありませんか?」と、
笑っていた某環境相を見ていると、
あなた、自分を自己批判し、笑っていることに気づいているのか?
と、言いたくなりました。
堀江氏は、ルールの中で、経済活動をしているだけ。
それを、「金で…」などと、
根拠の薄い自分の価値観を押し付けて、政治家と言う立場で、
平気で他人を批判している人たち。
ずいぶん、たくさんの代議士が、堀江さんに苦言を呈してましたね。
本気で、そう思っているのなら、
堀江さんのやり方が許される法律を、
そのままにしているのは、誰なのか?
そう言いたいです。
立法するのは、議員さんなんですから、
自己批判、となりますよね。
人を笑うより、まずは仕事をしろ、と言いたいです。
繰り返しますが、堀江氏は、
法の欠陥を衝いて、脱法行為すれすれをしているのではないのですから。
もっとも、代議士さんたちは、
おそらくは、本心で言っているのではなく、
「堀江批判をする当番議員」だったのでしょう。
問題を摩り替えるために。
ま、本気で言っているにせよ、当番で言わされているにせよ、
これが私たちの国の政治家か、と思うと、悲しくなりますが。