後悔の朝とメルボルン

rick2062005-03-10

朝、自分のオフィスの前で、
学生さんが、
鼻血を出して道にたたずんでいました。
それを、年配の女性が介抱していて。
どうしようかな?と、思ったのですが、
自分が何かをするほどではないかなと考えて、
とくに声もかけずに通り過ぎました。
でも、なんだか気になって、
引き返したんです。
そうしたら、他の人が声をかけて、
近くのベンチに座らせてあげていました。
激しく、後悔しました。
なんて、冷たい男だろうと、自分を責めました。
自分のオフィスが目の前なんだから、案内してあげて、
少し横になってもらったりすればよかったのに。
以前、似たシチュエーションがあって、
そのときも、結局他の方が、その人を介抱していて、
私は、ただ見ているだけだったのを思い出し、
さらに激しい自責の念に駆られました。
声をかけるのも、なんとなく勇気がいることですが、
そんな問題ではなく、
目の前に、困っている人がいるのに、
それを無視するようなことは、
もう二度としないようにしようと、
固く固く、誓った朝でした。

そう誓ったので、気持ちを切り替えて。

今日は、いきなりですが、メルボルンの話を。
6日の、日曜日の日記に、
そのうち、メルボルンの話をすると書いたんですが、
あまり間が開いてしまうと、
きっと忘れてしまうと思ったので。
私がメルボルンに行ったのは、今から1年ちょっと前。
2003年の、クリスマス前でした。
夏。それなりに暑かったです。
街には、ハエが多くて、口をあける癖のある人は、
ちょっと注意が必要かもしれませんね。
これだけが、唯一、困ったことで、
あとは滞在中、ただただ、穏やかな気持ちで過ごせました。
メルボルンは、オーストラリアの中では、
一番「歴史」を感じさせる街です。
イギリスの植民地時代の雰囲気、でしょうか。
歴史のありそうな建物の様式などが、そう感じさせるんです。
通りには、プラタナスの並木と、クリスマスの飾りが、
強い夏の日差しの中で揺れていました。
で、今日の写真は、そのメルボルンの「駅舎」です。
海外に行ったときには、極力、
駅に行くようにしてるんです。
駅には、その街で暮らす人たちの、
フツーの暮らしがあって、
しかも、いろんな人たち、
学生さん、ビジネスマン、お年寄りなど、
それぞれの人が、それぞれの生活を抱えながら、
列車に乗り込んでいきます。
売っているもの、人々の持ち物。
そこにあるものの多くが、
いろんな物語を持っている気がするんです。
写真の駅には、休日に行ったので、
それほど混んでいなくて、
なんとなく、ノンビリとした雰囲気でした。
建物が立派なせいか、他のオーストラリアの街にはないような、
何か重厚な感じがしたのを憶えています。
ここメルボルンは、シドニーなどに比べると、
日本人観光客は少ないようですが、
ぜひ、行ってみて欲しい街のひとつです。
(終)

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