もくれんの、おと。

rick2062005-03-25

三寒四温、とはいえ、
今日の寒さは、3月下旬のものではなく、
真冬のそれに近かったですね。
寒さが苦手な私は、厚手のコートを着て、
手袋をして、さらにはマフラーと、
フル装備で出かけました。
春は、どこかな?
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とはいえ、最近、
めっきり春めいてきているのも事実です。
街路樹の根元の土などには、
いろんな種類の草が、茂ってきています。
そして、いろんな花が、咲いてきましたね。
近所の木蓮の木に、白い花が、
一斉に花開いてきました。
春だなぁ、と、感じます。
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子供の頃などに、
ちょっとした「願掛け」を、
よくしました。
例えば、下校途中に、
今いる場所から、次の曲がり角まで、
息をしないでたどり着けたら、
明日の運動会で、一等賞を取れる、とか。
全く根拠はないんですが、
不思議と、その一瞬は、それを本気で信じてたり。
おまじない、ってヤツでしょうか?
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今日、木蓮の花を見ていたら、
ふと、そんなことを思い出しました。
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私の日記にコメントをくれた方で、
この木蓮に、特別な思いを抱いていらっしゃる方がいます。
その方は、私に、
私の好きな、ある花の名前を教えてくれた恩人です。
花には、人に、あるメッセージを伝えたり、
元気のもとになったり、癒しを与えたり。
様々な「ちから」を持っていると思うんです。
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先日、名古屋城を訪れた際、
お城の公園の中に、木蓮の木がありました。
ちょうど、花が開きかかっている頃で、
今回の写真は、その時に撮影したものです。
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実際は、どうなのか、知りません。
が、私は今日、木蓮の花を見て、
思ったんです。
木蓮の、この蕾の部分が開くとき、
かすかな音がするのかもしれない、と。
そして、その音を、もし聞くことができたなら、
幸せになれる。
そんなふうに、願掛け、してみました。
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考えてみれば、幸せって言うのは、
すごく曖昧な概念です。
客観的に、幸せそうな人がいたとして、
その人自身が、自分のことを幸せと思わなければ、
その人は、やっぱり幸せだとは言えません。
逆に、不幸そうだと思える人でも、
その人自身が、幸せだと思うのなら、
その人は、幸せなんです。
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幸せって、何でしょう?
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ただ、概念自体は、曖昧でも、
間違いがないものがあって、それは、
どんな人でも、幸せになりたいと思っていること。
意識、無意識を超えて、
人はみんな、自身の幸せを求めて、
行動していると思うんです。
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いつか、聞いてみたい。
もくれんの、おと。
(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs