11年目の、朱。

rick2062005-05-22

ウチのベランダに、
一番最初に来て、
そして今では、その孫子に囲まれて、
それでも、まだまだ現役バリバリな、
そんな鉢花を紹介します。
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今回の写真、ご覧ください。
これ、なんだかわかりますか?
ひとで、みたいでしょ?
実は、ゼラニウムの雌しべ、なんです。
こうやって見てみると、
おもしろくありませんか?
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10年以上のおつきあい。
オリジナルの鉢は、
さすがに、もう幹は木化していて、
新しい目が出ずらくなっているようですが、
それでも、こうやって、
毎年、濃い朱色の花を咲かせてくれます。
ありがたいことです。
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ゼラニウムは、虫に強く、
簡単に、差し芽などで増やすことができ、
しかも、よく花を咲かせてくれます。
花だけではなく、葉もおもしろいですし。
かなり管理の楽な、
ベランダにはうってつけの花ですね。
花がらをマメに摘み、
灰色カビ病にならないようにさえすれば、
ほとんど手間いらずです。
今では、その差し芽によって増えた株で、
ベランダの一角は、朱色と緑の世界です。
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このゼラニウムがウチに来た頃、
私は20歳台だったわけです。(遠い目)
この間、私は、
どんな成長、または退化を、遂げたのでしょう?
得たものと、失ったもの。
前に向かっているのか、それとも、
いつの間にか、
斜めに、あるいは横に、向かっていないかと、
自問自答、したくなるときが、
多くあります。
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時間の経つのは、こんなにも早い。
ゼラニウムの花々で、ベランダが朱に染まるとき、
この花に見守られた、私の10年以上の時間を感じ、
いろいろと、思うことがあります。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs