白い糸

rick2062005-06-26

金曜の朝、郊外の街へ向かうため、
7時に家を出る私を、
玄関先まで送ってくれた妻が、
「あ、ちょっと待って」と言って、
私の服に着いていた、
糸くずを取ってくれました。
「いってらっしゃい」
「今日は、仕事、遅くなると思う」
「うん」
「いってきます」
二子玉川駅へ向かいながら、
これが、家族ってものかな、と、
しみじみ、考えました。
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もし、妻が、
朝、私の服についた、
白い糸に気づかなかったら、
その糸をつけたまま、駅に向かったことでしょう。
お互いに、お互いを見る、目の存在。
目、単に視覚だけを差すのではありません。
いろんな目を、
家族に対して、注ぐものですよね。
その目の存在によって、
家族の存在によって、
人の心は、温まっていくんだなぁ。
そんなことを、思ったのでした。
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今日は日曜日。
ななは、普段日中いない私達夫婦が、
そばにいるのが嬉しいのか、
元気いっぱい、はしゃいでいます。
でも、いつもなら、寝ている時間。
時々、眠くなって、ゴロンと横になり、
ウトウト、してました。
今回の写真は、ウトウトしつつも、
私達のことが気になってる、ななの図。
ななは、なななりに、私達を、
見ているのでしょう。
私達が、ななを、見ているように。
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家族だけではなく、
いろんな人とのつながり。
人だけでなく、いろんな動物や、
植物や、モノとのつながり。
見ている。想っている。
そういう、絆、のようなもの。
考えてみたくなりました。
白い糸、どこかについていませんか?
それを、見つけてくれる目が、
きっと、どこかに。
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(終)
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