夏を運ぶ花。

rick2062005-09-10

今日、ウチのソマリの仔猫、ななの、
爪切りをしました。
ヤンチャな子で、なかなか切らせてくれないので、
いつも、寝てるときに、騙し騙し、切っています。
今回も、そう。
そうしょっちゅう、切るチャンスもないので、
なるべく、短く切ることにしてるんです。
が、短すぎてしまって。
猫飼ってる方なら、おわかりですよね。
切りすぎると、出血します。
なな、ゴメンなさい。
爪短すぎて、キャットタワー登るとき、
滑り落ちちゃうかな?
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滑り落ちると言えば…
その、変てこな名前と、
美しい花が咲くところから、
私は、子供の頃から、
今回の写真の花、サルスベリが好きでした。
夏が近づいた頃、
ふんわりと咲き始める、その姿は、
私にとっては、夏を運んでくれる花、
というイメージです。
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猿も滑るのでは?と思われるような、
スベスベな幹。
漢字でサルスベリと書くと、
百日紅」になりますが、
その名の通り、長い間、花を咲かせてくれる、
夏を代表する花ですよね。
私の暮らす東京でも、
あちこちに、サルスベリの木があって、
今も、あちこちで花をつけています。
花の色は、写真のような、薄桃色のほか、
白や、濃いピンク色の花もあります。
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こんなに美しい花ですが、
あまりにも、身近すぎて、
なかなかカメラを向けることがありませんでした。
ふと、夏の終わりが近づいたことを意識したとき、
自分のブログに紹介しておきたいと思ったのです。
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みなさんも、ほとんどの方が、
サルスベリ、知ってますよね?
でも、その花、どんな作りをしてるか、
ご存知ですか?
1つの花は、結構大きくて、
花びらの、一枚一枚が、縮れていて、
それで、ふんわりした雰囲気になっています。
その、縮れた花びらの中央に、
黄色いオシベがありますから、
ぜひ一度、見てみてください。
ちょっと、意外な感じがすると思いますよ。
今回の写真だと、中央上部にある、蕾の左側に、
5つくらい、縮れた花びらがありますが、
この花びらの塊全体が、一つの花、になります。
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道端に、ご近所さんの庭に、学校の校庭に、
この、サルスベリを見かけるとき、
ふと、思うことがあります。
植物って、環境を、
自分で、選ぶことはできないんだなぁと。
種が落ちた場所、人が植え替えた場所、
その、与えられた場所で、
生きていくしかない、ということ。
そして、その環境は、
その植物に、多大な影響を、与え続けるのです。
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ウチの猫、ななだって、そう。
なな自身が、ウチに来ることを、
選んだわけじゃないんです。
それでも、ウチの環境や、私たち夫婦に、
いろんな影響を受けることになります。
爪を短く切られたりもしてしまうし。(笑)
そう言う私自身も、
ななほどじゃないにせよ、
与えられた環境があって、それに、
影響されて来たわけです。
私の両親の子供になることを、
私が選んだわけではないし、
日本という国に生れ落ちることを、
望んだわけでもないのですが。
あ、別に、両親や日本に、
不満があるわけではありませんよ。
念のため。
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昨日の夜、秋の虫たちが、
鳴いていました。
間もなく、夏が終わり、秋が来ます。
季節がある環境に、
生活できていることを感謝しつつ、
その、環境について、考えさせられます。
夏の終わりの、サルスベリの花。
間もなく開花の時期を終える、この花が、
再度、美しく咲き誇れる環境が、
来年もまた、与えられるのでしょうか?
地球温暖化酸性雨、大規模災害、などなど…
なんとなく、不安になります。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs