月を見上げる時。

今日、目が覚めると、
午後、12時半くらいでした。
せっかくの休日が、この時点で、
もう半分、消えてしまって。
あぁ、もったいない!
ま、でも、
これにはワケがありまして。
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昨日の夜、いつものように、
夜更かししていまして、
午前2時くらいに、
そろそろ寝ようかなぁと思っていると、
妻が、今やっている通信教育の課題が、
なかなか終わらないとのこと。
できれば、朝一番の集配に間に合うよう、
終わったら、郵便局に出しに行きたいと。
深夜ですし、それなら一緒に行ったほうがいいので、
じゃ、待ちましょう、ということになって。
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ところが、なかなか終わりません。
結局、4時前までかかってしまいまして。
二人で、深夜(もしくは早朝)の街を、
そそくさと、郵便局まで。
さすがに、誰もいませんよねぇ。(笑)
そんなわけで、
当然、起きる時間も遅くなりました。
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ただ、このおかげで、
いいことも、ありました。
月、です。
18日は、中秋の名月でした。
この日は、夜の間、ほとんど雲が出ることもなく、
いい月が出ていましたよね。
その月を、
毎日通る道の、経験したことのない沈黙の中、
ノンビリ眺めながら、歩くのは、
何か、ちょっと得した気分にさせてくれました。
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せっかくだからと、家に戻ってから、
カメラ用品をあさり、望遠レンズを探し出して、
撮影したのが、この写真です。
私の持っている機材では、この大きさが、
精一杯でして。
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月は、太陽の光を反射しているだけで、
自ら光っている星ではないと、
小学生のとき、先生から教わって、
ものすごく驚いたのを、覚えています。
「見た目」と「実際」には、
違いがある場合もある、ということ。
空を見上げれば、そこに、大きく輝く星があるのに、
その光は、明日の朝までの、眠りについたはずの、
太陽の光。
そのことを、何度も何度も、自分の中で反芻して、
何か、ひとつ、特別な秘密を知ったような、
そんな気持ちになったのです。
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月を見上げるたびに思います。
あの日見つけた、秘密は、
私の中に、どんな形を生み出しているのだろうかと。
私にとっては、何かとても、
大きな発見のように思えた、その事実は、
私に、何らかの影響を与えているような気が、
いつも、しています。
そして、自問してみます。
私は、見えるものだけを信じていないか。
ちゃんと、見えない部分への想像力が、
働いてるのか、と。
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これからも、きっと、いつも、思うこと。
そう、
月を見上げる、そのたびごとに。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
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