秋の長野・6(2005年9月)

rick2062005-11-03

秋という季節は、
とても美しい季節だと思います。
澄んだ空気、高い空。
黄色や赤に色ずく葉、など。
夕陽の美しさも、格別です。
…でも、どことなく寂しいのは、
生命感に満ち溢れる夏が終わり、
いろんな生き物たちが、
生命の終焉を迎えたり、
冬眠への準備をしたりする時期、
だからでしょうか?
「終わり」への、予感、のような。
-
そんな季節が、美しい、
というのは、なんとなく、意味深です。
例えば、役割を終えた木の葉たちが、
あれほど美しい姿になる理由は、
生物学で説明される現象によるもの、
だけ、
なのでしょうか?
-
季節は巡り、多くの植物たちは、今、
次の世代へ、生を繋ぐため、
様々な努力をしています。
秋の実り、も、
その形の一つ、なわけです。
-
連載でお届けしている、
妻の実家である、信州長野市の秋を、
ちょっと紹介する、このシリーズも、
今回で、6回目。
写真、見ていただけますでしょうか?
たわわに実っているのは、あけびの実、です。
家の庭になっていたものです。
お父さんが、「今年は、たくさんなってるんだ」
と、言っていました。
ほんと、すごい数。(笑)
甘みは強いのですが、ほとんど、種ばっかりの、
この、あけび。
それだけ、多くの新しい命への、
準備をしている、ということですね。
-
この写真を撮ってから、もうすぐ2ヶ月。
この後、紫色に色づいて、実が割れて、
たくさんの種が、生まれたことでしょう。
季節は、どんどん巡りますね。
とどまることなく。
-
(終)
-
大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs