ななと、ななかげつ。

rick2062005-12-01

最近、ななは、
ママびいきです。
朝などは、妻の顔を見て、
よく「ニャァ!」と言って甘えます。
ようやく、妻のことを、
ただの遊び相手ではなくて、
甘える対象として、
見るようになったようです。
妻も、きっと、喜んでいることでしょう。
-
じゃ、私になつかなくなったのかと言うと、
そうでもないようです。
ただ、私のところに来る回数は、減ったようで、
そのかわり、
来るとなると、徹底的に甘えます。
ななは、なななりに、
調整しているのでしょうかね?(笑)
-
私の尊敬する、大好きな作家さん、
宮本輝さんの、流転の海のシリーズの中の、
「地の星」という作品中に、
子供について、「一番気にかかる他者」であり、
かつ「最も厄介な他者」だと、
作中人物が語る部分があります。
子供のいない夫婦には、
「気のきかない」人が多い気がする。
おそらくそれは、
子供を通した人生経験がないからではないか。
子供が病気をしたら、自分が病気をするより辛いし、
子供が悲しいめに遭ったら、
親も、身を切られるような切なさを味わう。
そのくせ、子供が何を考えているのか、
結局は、親には十分にはわからない。
こんな、気になる、厄介な他者との付き合いの有無は、
人に、大きな影響を与えるのではないか、と。
-
ななを、この文中の「子供」と同格視することは、
ちょっと難しいとは思いますが、
ななを心配する気持ち、
そのくせ、ななが、ほんとうは何を感じているのか、
他者である故、十分にはわからないという意味では、
共通であると思います。
ウチに、ななが来たことは、
やっぱり、オーバーではなく、
僥倖、と言っていい出来事だと思うんです。
子供のいない私たち夫婦のところに、
ななが、来てくれたことで、
いろんなものが、生まれました。
世の中の見方や他者との接し方の変化、
自分自身を大事にする思い、
いろんな感情のかけひき、のようなものが、
私の中に、新しく生まれているのですから。
-
ななが、ウチに来てから、
今日で、7ヶ月。
もうすっかり、ウチの家族となった、なな。
体重が、たったの2.8キロしかない、
小さな小さな存在が、
大きな変化と、大きな幸せを、
私たち夫婦に、もたらしてくれています。
-
(終)
-
大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs