花火。

rick2062006-07-13

連載「星の島とライオンの街」(番外編)〜第10回
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「花火」
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インドネシア領ビンタン島と、シンガポールの旅。
今、連載中の、その旅行記の、
番外編である、お花の写真シリーズ。
今回が、10回目になります。
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シンガポールは、交通機関の利用料金が、
非常に安いなぁと感じました。
電車にしても、タクシーにしても、
かなりお安いので、たいした距離じゃなくても、
躊躇なく、利用したくなる感じでした。
でも、そこは観光旅行。
街を歩いてみる、というのも、
その場所の、何か、を感じるためには、
大事ですよね。
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この国の路地の植え込みは、
とても手入れされていて、あまり雑草などがありません。
それは、野に咲く花ファンの私にとっては、
ちょっと残念なのですが、
でも、その植え込みに植えられている花が、
見たことのないものだったりすることも。
いずれにしても、手入れの行き届いた花も、また、
それなりの魅力にあふれていますよね。
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写真、ご覧ください。
またまた名前はわからないのですが、
ちょっと、ネムの木の花に似た感じですよね。
実の形もよくて、しばらく眺めていました。
スコールのあがった後に撮ったので、
水滴をまとっています。
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ふらっと街中を歩いているときに、
このような、見たこともない植物を見つけるのは、
楽しいことです。
電車やタクシーに乗ってしまったら、
出会うことのなかった、花、光景、出来事。
その逆も、またありますよね。
電車やタクシーに乗ったからこそ、出会えたものも。
私たちは、知らないうちに、
そんな、機会の選択、を、
繰り返していることに、ふと思い至ります。
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その選択により、出会えなかった、数々の事象に、
思いを馳せても、仕方のないことです。
それよりも、今私の目の前にあるものから、
なるべく多くを読み取りたい、
感じたい、
見逃したくない、と、
思います。
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この、赤く燃える花。
まるで、花火のような。
ちゃんと、見つけられてよかったと、
心から、思います。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs