そら列車。

rick2062006-09-05

連載「本当に、青い空」(本編)〜第7回
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「そら列車」
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この夏に旅した、カナダの旅行記
今回が、連載7回目になります。
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旅に出たとき、極力、
その都市の、駅に行くことにしています。
駅には、その街の人々の暮らしが詰まっている、と、
思っているからです。
今回は、バンクーバーの駅を。
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入り江に面した終着駅、ウォーターフロント
前回紹介した、シーバスの発着場でもあります。
ほとんどが貨物で、わずかに通勤列車を運行する、
エストコーストエクスプレスと、
今回の写真の電車、スカイトレインの、
2つの路線の駅になります。
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3量編成の、このかわいらしい車両。
その、最大の特色が、無人運行される、ということ。
車両前面に、ほとんどガラス面がないことも、
そのことを裏付けていますよね。
発車ベル、駅の到着案内の放送なども自動で流れ、
イメージとしては、お台場を走る、「ゆりかもめ」みたい。
本数も多く、便利な乗り物です。
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そして、これは日本以外の国では主流なのですが、
切符の改札がない、というのも特色と言えるでしょうか?
なので、だいたいどの国でも、
切符を持っていなくても、駅のプラットホームに立って、
電車の中に入ったりすることができます。
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中に乗ってみると、日本のような、布製の座席ではなく、
硬い樹脂製のベンチ席。
色は、白と赤と青が使われていて、フランス国旗を連想させます。
派手です。
でも、思いのほか清潔に保たれており、
なおかつ明るい、というのが車内の印象です。
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自動運転も、非常にスムースで、
ストレスがないですね。
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車内の人々の様子は・・・と、
書いてみたかったのですが、
私が乗ったのは、午後11時すぎだったためか、
ほとんど人がおらず・・・
この日は、ちょっと遊びすぎました。(笑)
でも、こんな時間に、
無人運転の地下鉄に乗れるっていうのが、
この街の治安のよさを表していますよね。
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地下鉄なのに、なんでスカイトレイン??と、
思った方も、いらっしゃると思います。
実は、ダウンタウンだけ、地下鉄でして、
後は、地上の高架を走る電車です。
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座席レイアウト、色の選択、駅名表示看板など、
人がいなくても、電車に乗ったことで、
この国の、何か、を感じることができたと、
思っています。
観光列車にも、もちろんそれなりのよさがありますが、
その街の、生活の足となっている電車に乗るのも、
いいものだなぁと、
今回改めて、思いました。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs