島々を縫って。

rick2062006-09-14

連載「本当に、青い空」(本編)〜第9回
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「島々を縫って」
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この夏に旅した、カナダの旅行記
今回が、連載9回目になります。
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バンクーバー郊外の、アメリカ国境に程近い、
トゥワッセンへの道は、ずっと雨の中でした。
これから、傘を差しての観光になるのかな?
と、思っていたのですが、
今回は、今後紹介する山の街も同様なのですが、
天気に恵まれた旅で。
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大陸の西端の街、バンクーバー
その、西の海が入り江になっており、
対岸に、大きな島が横たわっています。
それが、バンクーバー島
この島には、「英国以上に英国風な」と言われる、
ビクトリア、という名の街があります。
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ブリティッシュ・コロンビア州の州都であり、
カナダを東西に横断する、トランスカナダハイウェイ
1号線の、起点の街でもあるのが、
その、ビクトリアです。
バンクーバーから、このビクトリアに行くためには、
つまり、海を越えなければならないことになります。
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トゥワッセンから、バンクーバー島のスワーツベイまでは、
フェリーがあって、一日10往復以上しています。
車を100台以上載せられる、大きな船で。
バンクーバーからビクトリアへの移動は、
水上飛行機で移動する人もいますが、このフェリーを使うのが、
一般的なようです。
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この海路が好きだという人。とても多いようです。
入り江に浮かぶ島々を縫うように、
静かで波のない海を進んでいく船の甲板を歩くと、
なんとも爽やかで。
約1時間半の船旅は、全く苦にならないどころか、
ひとつの観光ポイントと、言っていいでしょう。
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写真は、そのフェリーです。
ビクトリア側から来た船とすれ違った際、
それを撮影したものです。
おだやかで、まるで湖のような海面、背後に迫る島。
この船旅の雰囲気が、少しは伝わるでしょうか?
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トゥワッセンで降っていた雨は、出航後、まもなく止んで、
この島々の一部に、低い雲を纏わせていました。
その、美しさ。
ただ晴れているという以上に、
素晴らしい光景を見ることができました。
朝、雨が降っていたときは、かなりガッカリしましたが、
それが止んだ上に、そんなサプライズまで。
ラッキーでした。
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みなさんも、機会があったら、
ぜひ、この海路の旅、経験してみてください。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs