アメリカの牛の丼の話。

rick2062006-09-18

海外旅行をして、現地のニュースを見ると、
言葉は明確に聞き取れなくても、
写真やテロップなどで、だいたいの意味はわかります。
そこで、気がつくことがあります。
国によって、
ニュースの扱いに、大きく差が出ること、です。
もちろん、どこそこで交通事故があった、
と言った様なローカルなものではなく、
世界的なニュースにおいて、です。
例えば、日本の報道機関で、
イラクでの、アメリカ軍の劣化ウラン弾使用の是非について、
ニュースで、大きく取り上げられているとき、
アメリカでは、さほど報じられなかったり。
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また、日本には、これだけ報道機関があるのに、
どこも似通った報道をするのも、気になります。
例えば、今日の吉野家のニュース。
確かに、吉野家の牛丼は、多くの人に愛されています。
でも、たった1日、その牛丼が復活するからと言って、
店舗前に多くの報道陣が集まって、生中継するのは、
いかがなものでしょう?
それほどのニュースなのでしょうか??
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アメリカ牛の輸入再開への圧力。
アメリカの、BSE対策についての不安を報じていながら、
一方で、
アメリカ牛を心待ちにしている国民感情があることを、
まるで演出するかのような報道ぶり。
何か、政府とメディアの間で、
約束事でもあるかのように感じてしまうのです。
おそらく、考えすぎなのでしょう。
考えすぎだと、思いたいです。
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日本人は、非常に素直で、疑うことの少ない民族だと思います。
それはもちろん、日本人の美徳でしょう。
でも、こと報道に関しては、
危険だと、常々感じています。
報道されたことを、みんな安易に信じすぎるのです。
メディアから提供される情報が、全て正しいわけではありません。
人のすることですから、それは仕方のないことです。
ですから、私たちは、自分なりの経験や推理で、
その情報を、信じていいのか、疑わしいのか、
判断する必要があると思うのです。
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報道各社が同じ報道をする。
それを素直に受け入れる国民性。
だとしたら、その報道が、大きく間違えたら?
または、故意に間違えるよう、仕向けられたら??
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テレビの中で、牛丼店の店長さんがアップになって、
これから牛丼を開始します、と言っているのを聞き、
変だなぁと、ため息をつきつつ、テレビを切りました。
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写真は、今日の夕焼け。
だいぶ秋らしくなりましたよね。
どんなことが、地上で起きようとも、
季節は静かに巡り、日は傾き、
キレイな夕焼け空が、この国を覆います。
変な報道に、ため息をつき、
あっという間に終わってしまった3連休にも、ため息をつき、
連休最後の日が、終わろうとしています。
時間は、ほんとうに、とどまることを知りませんね。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs