平和の象徴。

rick2062007-06-15

連載「太陽を探して」〜第4回
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「平和の象徴」
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5月に旅したイタリアを紹介しています。
今回が、連載第4回。
前回記事は、
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs/48943156.html
こちらです。
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ミラノから、アウトストラーダを東に。
妻が「早く行かないと沈んぢゃう!」と、ずっと言っていた、
有名な観光都市へ移動です。
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生憎の雨の中、まずはホテルにチェックイン。
泊まったのは、島全体がホテルの敷地になっている、
サンクレメンテパレス。
このホテルは、私が今までに泊まったヨーロッパのホテルの中で、
一番でした。
広々とした部屋は、海辺に位置していて、窓を開けると、
その窓のある壁に打ち寄せる波が、優しい音を響かせています。
穏やかな海の向うには、隣の島々の、オレンジ色の屋根が見えて、
その向うに、サンマルコ寺院と、その鐘楼が。
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もう、おわかりですよね。
ベネツィア、です。
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秋になると、
アクアアルタと呼ばれる浸水に見舞われることも多く、
先々が心配な状態なベネツィア
これも、環境悪化に関連しているのでしょうか?
私たちが訪れたときは、全く問題なかったのですが。
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チェックインした日は、雨と言うこともあり、
ゆっくりホテルで過ごし、
翌日、いよいよ観光に出かけました。
天気は、晴れ!
予報が外れて、とてもラッキーでした。
朝一番で、ドゥカーレ宮殿の中を見学してから、
モザイクで有名なサンマルコ寺院へ移動です。
この時点で、教会の前には、大変な行列ができていたのですが、
現地ガイドの方が、ここの警備員とお友達だとのことで、
難なく行列を突破!
こう言うこと、イタリアでは多いようですね。
おかげで、時間的にも、非常にスムースに見学できました。
その後、世界で一番美しい広場、と呼ばれる、
サンマルコ広場へ。
今回の写真は、上が、その広場に立って撮った一枚。
その上の写真に写っている、鐘楼から撮った広場が、
下のほうの写真になります。
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広場に立つと、積み重ねてきた歴史の響きと、
ただ単純に、美しいものに囲まれているという喜びに、
心が揺さぶられます。
さらに、世界中から、様々な人々が、
同じ広場に佇む不思議さ。
永い時間の経過を感じさせる場所で、
いろんな人が集まっている様は、
平和の象徴のように、いつも感じます。
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小さな小さな独立国家の、
貴重で、かけがえのない、もの、こと。
美しい遺産の数々だけではなく、
その精神、しくみ、知恵、なども。
なぜ、この地で、これほどまでの「意味」が、
濃縮されているのだろう??と、
不思議に思います。
さらに、その街が今、
少しずつ、侵食されているのです。
そう。私たちの時代に。
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次回も、ベネツィアの紹介、
続けます。
よろしかったら、ぜひご覧ください。
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(終)
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大きな写真を添付している、私のヤフーでの日記はこちら↓
http://blogs.yahoo.co.jp/rick206xs